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高2の冬から始めよう!大学受験一般入試対策とは?
今回は、高校2年生の冬から始める大学一般入試対策を解説します!
大学一般入試を目指す高校2年生がこの時期にするべきことはたったの2つですが、実はこの2つができていない人はたくさんいます。
この記事を読めば、来年の今頃に「もっと早く始めておけばよかった」と後悔しない受験生生活を始めることができます!
私自身も高校2年生のときに思っていた

そこで今回は、100名以上の大学受験指導をしてきた塾講師だからお話しできる、一般入試のスタートを切る最後のタイミングだからこそ知って欲しいことをわかりやすく解説します!
大学一般入試を考えている高校2年生はぜひ最後までご覧くださいね!
大学一般受験を考える高校2年生がやるべきは2つ

大学一般入試を考えるとき、「とりあえず勉強をすればいいのかな?」と思いがちですが、実はこれは大きな落とし穴です。
確かに一般入試で合格するには学力が必要です。
しかし合格に必要な学力を身につけるには、必要な勉強に効率よく取り組むことが必要です。
そこで、これから大学一般入試の準備を始める高校2年生がまずやるべきなのは
- 理系か文系かを決める
- 英語・数学の勉強を始める
この2つです。
それぞれ詳しく解説していきます。
やること1:理系か文系かを決める

大学一般入試に向けて勉強を始めるならばまず、進学したい分野が「理系か?文系か?」を決定しましょう。
(すでに決まっている人は読み飛ばしてOKです!)
フラップスでもときどき

という相談を受けます。
行きたい大学を決めるのはもちろん早いに越したことはありません。
一方で、高校生はまだ興味関心が広がる時期ですから、今の時期に「行きたい大学も学部学科も全部決めなさい!」というのは酷な話でもあります。
なので、まずこの高校2年生の冬という時期に決めて欲しいのは、「理系に進学するか?文系に進学するか?」ということです。
文理選択で受験科目が変わる
この時期の文理選択が重要なのは、国公立大学でも私立大学でも、文理選択で受験科目が変わるからです。
国公立大学の二次試験・私立大学の個別試験で課される受験科目は、
- 理系:英語・数学IAIIBIII・理科
- 文系:英語・国語・社会
となっています。
(大学や学部学科によっても異なるので、上記は一例です。)
つまり、一般入試に向けて勉強しようにも、受験科目が決まらなければ効率よく勉強をすることができないのです。
このような理由から、高校2年生の冬には理系か文系かを決めて欲しいと思います。
文理選択は興味関心が広い人ほど悩みます。
フラップスでも志望分野がなかなか絞れない生徒もいます。
このようなとき、フラップスでは担任講師との面談を繰り返しながら志望分野を固めていきます。
- 自分が今まで好きだったものは何か
- 将来どんな風に働いていきたいか
これらのことから逆算して、その子に合いそうな大学や学部学科を紹介していきます。

自分が行きたい学部や学科に迷っているという人は、フラップスに相談してみてくださいね!
決められなければ理系のつもりで勉強する
細かい分野は決められなくても、自分の興味関心が理系か文系かはある程度わかるものです。
ただし、もし本当に文理選択が決められない場合は、理系のつもりで受験勉強を始めておくことをおすすめします。
なぜなら、文系受験から理系受験に切り替えること(いわゆる理転)は非常に難しいからです。(高校3年生になって理転する場合は、浪人する覚悟が必要です。)
やること2:英語・数学の勉強を始める

大学一般入試を考える高校2年生がやるべきことの2つ目は英語・数学の勉強を始めることです。

文系の人なら疑問に思うかもしれませんね。
実際のところ、理系か文系かによって今から始めるべき勉強は変わります。
理系の人は英語と数学
理系の受験科目は英語・数学IAIIBIII・理科です。
ただし、受験する大学や学部学科によって
- 数学の範囲
- 選択できる理科の科目
が変わるので注意が必要です。
一般的には、
学部 | 数学の範囲 |
理学部・工学部 | 数学I・A・II・B・III |
農学部・薬学部 | 数学I・A・II・B |
となっていることが多いようです。
理系では数学が受験科目の要です。
さらに数学は学力が伸びるまで時間がかかるとも言われているので、高校2年生から勉強に取り掛かるようにしましょう。
数学の勉強方法:まずは数学Iを復習する
受験数学はまず、数学Iの復習から始めましょう。
高校数学は数学Iが基礎となっていますが高校2年生の冬ごろには数Iで学んだ内容を忘れている人も少なくありません。
そこでまずは、数学Ⅰの復習から始めましょう。
- 数学に自信がある場合
数学に自信がある人はまずセンター試験の過去問を解き、そこで正答率が低かった分野から復習を始めると効率的です。
復習するときは難しい問題集を使わずに、学校で配られた教科書傍用問題集で十分です。まずはそれを完璧にできるように仕上げましょう。
- 数学に自信がない場合
数学にあまり自信がない人はまず、市販されている数学Iの薄い問題集から始めましょう。
勉強を進める上で、一つひとつの単元理解を深めることも大切ですが、それだと「木を見て森を見ず」状態になりかねません。
そのため、まずは全体感を意識するためにも、2週間程度で終わるような簡単で薄い問題集を仕上げることから始めましょう。
その問題集を仕上げたら、特に苦手だと感じた単元から教科書傍用問題集に入ります。
どちらの場合も高校3年生になるまでに、数学IAを8割程度得点できるようにしておきましょう!
(英語の勉強法は下記を参考にしてください!)
文系の人は英語を重点的に
文系の受験科目の要は英語です。
学部学科によって受験科目は選択することができますが、文系受験で英語が必要でないことはほぼありません。
そこで高校2年生のうちに英語を得意科目にできると、受験を有利に進めることができます。
英語の勉強方法:まずは英単語と英文法
大学一般入試の英語では、長文読解の比率が大きくなっています。
しかし長文読解は、英単語と英文法がわからないと歯が立ちません。そこでまずは、英単語・英文法の復習から始めましょう。
- 英文法は薄い問題集とNextStageやVintageで問題量をこなす
こちらも市販の薄い問題集で構いません。英文法の解説と問題が載っているものを使って、苦手単元を作らないようまんべんなく理解していきましょう。
更に、NextStage(桐原書店)やVintage(いいずな書店)を使って問題演習を重ねましょう。
個人的には、3月までにNextStageやVintageを3周するくらいは必要だと思っています。
- 英単語は基礎的な単語を中心に覚える
英文法の勉強に付随して、英単語を覚えていきます。
英単語を覚える時は、例文を使って覚えていくことをおすすめします。例文を使うことで、その単語と一緒に使われやすい単語も一緒に覚えることができます。
単語帳はいろいろありますし、人によっておすすめするものは違いますが、個人的にはターゲット1900(旺文社)がおすすめです。
出題頻度順になっているので、勉強の目安が立てやすくなっています。まずは1~800までをしっかり覚えましょう。それだけでも読める英文の幅がぐんと広がります。
やるべきことがわかっていても
- 何から取り組めば良いか
- どんな順番で取り組めば良いか
悩む人も少なくありません。
そこで高校指導部では、生徒一人ひとりの現状をヒアリングし、実際に問題を解いてもらい、これから先3か月の対策を立てていきます。
月ごと、週ごとのスケジューリングはもちろん、どの教材をどこまで進めたらいいかまでアドバイスしますので、
- いつまでにやればいいのかな?
- どうやればいいのかな?
と悩むことがありません!
フラップス高校指導部では、プロ講師が全科目の学習アドバイスから進路指導まで一貫して行うので、「あの先生とこの先生の言っていることが違う…」といった混乱が起こることもありません。
これからの勉強で悩んでる人はぜひフラップスに相談してみてくださいね!
まとめ:大学受験は今からの準備が必須!基礎固めをしよう!

高校受検とは違い、大学受験は1年以上かけて勉強していく必要があります。
もちろん高校2年生の段階で、受験生と同じくらいの時間をかけて勉強する必要はありません。
今が大学一般入試の勉強を始めるラストチャンス!このタイミングの逃さず、志望校合格に近づいていこう!