今回は、フラップスの合宿に参加した高校指導部生徒の成長についてお伝えします。参加する側からスタッフになった彼らは170人からのありがとうを受け取りました。
いつもお世話になります。学習塾フラップス高校指導部の杉山です。
夏休みも10日ほど過ぎたちょうど先週、フラップス小中等部5校舎合同の2泊3日夏合宿がありました。
総勢170名を超える参加者・スタッフで行われた夏合宿に、私も最終日のみ参加させて頂きました。
170名を超える生徒とスタッフの中に、今までと違った成長を見せてくれた生徒がいます。
実は今回、高校指導部より3名の生徒が合宿に参加しましたが、昨年までの立場とは違い「スタッフ」として参加しました。
してもらう側からする側になることでの成長
ふと思い返すとちょうど1年前、彼らは3人とも中学3年生の高校受検生でした。
去年、合宿での彼らの立場はいわゆる参加者でした。勉強時間の限界を超えて、他の校舎の中学生の姿に刺激を受けながら、ペンを走らせていました。
そんな彼らは今回スタッフとしてこの合宿に参加しました。
任されることで気づくことがある
最終日に彼らの様子を見てみると、いつもの授業では知る事ができなかった彼らの一面を見ることができました。
スタッフとしての彼らの働きっぷりは非常に素晴らしかったです。
- 小学生を巻き込みながら総勢170人分のカレーを協力して作り、朝は自分の身の周りの事は後回しにして朝食の準備をするという献身性。
- 配膳に時間がかかってしまった時には、次はどうすれば参加している小・中学生や講師・スタッフがスムーズに食事できるかを自分たちなりに考え、行動する力。
最後の日にはとてつもないスピードで準備をしている姿を目の当たりにして彼らの成長スピードに驚かされました。

スタッフとして任されたことをどうすればベストにやり遂げることができるのかを決して義務感ではなく、自ら楽しみながら、周りの動きをみて、瞬時に判断をし、行動に移すその姿は、まさに圧巻でした。
日常生活の中で、このような大規模なイベントのスタッフとして何かを任されることはあまり多くありません。しかし、任されることで責任感が芽生え、彼らの向上心・行動力がさらに成長したと言えるでしょう。

人から感謝される嬉しさを知ることで社会を知る
彼らは合宿中、後輩に声をかけてくれたり、リーダーシップを発揮し年下の生徒を仕切るだけではなく、自ら動きモデルとなり、勉強会場を設営したりしていたそうです。
他校舎の講師から、「3人がいて本当に助かったよ!!」と言ってもらえる働きをしてくれました。
要は、「去年やってもらっていた事」を「創った」のです。
自分たちにとって当たり前だった去年を、今年の参加者に「当たり前」として提供しました。
合宿の閉会式では、170人以上の参加した生徒・講師・スタッフから「ありがとう!」の声をかけてもらうことができ、自分のしたことが他人の、しかもそれだけ大人数の人の感謝につながったことを実感することができたでしょう。

帰り際の彼らの顔は、もちろん疲労も隠せていませんでしたが、なかなかに良い笑顔でした。
合宿を通して「する側」になり視野が広がった
今回彼らが味わったであろう達成感は、「社会を生きること」につながるものです。
自分1人の世界から相手を感じる世界に飛び込み、相手にとってどのような価値提供ができるのかを考えて、行動する。これはまさしく社会人に必要な力でしょう。
受動的な思考から、主体的な思考への成長の躍動感を彼らの成長から垣間見ることができ、まだまだ子どもな一面もある彼らのこれからの成長が非常に楽しみになりました。
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