お子さまが中学3年生になると気になるのが高校入試でしょう。
高校入試で合格するためには、お子さまのが学力が必要不可欠です。
保護者さまはその事をわかって中学3年生になったのに全然勉強しない…いるからこそ、なかなか勉強に集中しないお子さまの様子を見るたびに
と不安を感じる瞬間もあるのではないでしょうか?
かといって「勉強しなさい!」といっても勉強しないのが中学生です。
そこで今回は、勉強しない中学3年生の保護者さまに知ってほしい「子どもに勉強をさせる方法」をご紹介します!
まさに中学3年生のお子さまがいらっしゃる方はもちろん、勉強しないお子さまにお悩みの方はぜひ最後までご覧ください!
目次
中学3年生なのに勉強しない!なぜ子どもは勉強しないの?

子どもに勉強させるためにはまず、「子どもがなぜ勉強しようとしないのか?」を知ることが大切です。
子どもが勉強しない理由は大きく4つあります。
- 勉強が楽しくない
- 親への反抗心
- 勉強の仕方が分からない
- 勉強をする意味が分からない
それぞれの理由について、具体的に子どもたちがどう思っているのかを、わかりやすく説明していきます。
勉強しない理由1「勉強が楽しくない」
子どもが勉強したがらない理由の1つ目が、勉強が楽しくないということです。シンプルなことですが一番大きな理由です。
楽しい事は積極的に取り組もうとするのが人間です。
好きな事をしていたら夢中になって時間を忘れてしまった、という経験がある保護者さまも多いと思います。
大人になれば「楽しくなくてもやらなければならない事はやる」という分別をつけることができますが、中学生はまだ成長過程にある子どもです。
そのため、中学生が行動する上では「楽しいかどうか」が大きな要因になります。
楽しいと思えない事は行動に移すのに時間がかかる
勉強は全然しないのに、部活は一生懸命頑張れたり、ゲームなどの趣味には没頭できるお子さまも多いと思います。
お子さまを間近で見ている保護者さまからすると

勉強せずに他のことばかりして…
と思われるでしょう。
ただお子さまからすると、勉強よりも部活や趣味の方が楽しいのです。
だからなかなか積極的に勉強しようとはしません。
理由2「親への反抗心」
子どもが勉強したらがらない理由の2つ目が、親への反抗心です。
中学3年生は思春期です。そのため、自分の考えを持ち始めて、大人扱いされたいと思う時期です。
そんな子どもたちにとって、親という存在は一番認められたい相手です。
だからこそ、「親の言う事は素直に聞きたくない」と直感的に思ってしまいます。
子どもたちも心のどこかでは、親のアドバイスが正しいことはわかっています。
しかし、「親から言われてしまった」という事実がモヤモヤした気持ちを生み出して、
- 素直に受け止めることができない
- あえて言われた事と反対のことをしてしまう
という悪循環につながってしまうのです。
理由3「勉強の仕方がわからない」
子どもたちが勉強したがらない理由の3つ目が、勉強の進め方・取り組み方がわからないということです。
多くの中学3年生は、勉強はしないといけないものだとわかっていることがほとんどです。

勉強しなければならないし、勉強はしたほうがいい
と思っていても勉強しない中学生は、勉強のやり方がわからずに勉強できていないのかもしれません。
ほとんどの子どもが勉強の仕方を習ったことがありません。
そのため、
- 何をすればいいのかわからない
- 何から始めていいのかわからない
という状態になってしまい手がつけられなくなっている可能性があります。
このタイプの中学生は、勉強の仕方が分かれば勉強に取りかかるハードルが格段に下がるので、子どもは勉強するようになります。
理由4「勉強をする意味が分からない」
最後に子どもが勉強しない理由が、勉強する目的を持っていないことです。
中学3年生で、はっきりとした志望校や将来の夢が決まっていることはあまりありません。
志望校や将来の夢がないまま勉強することは、ゴールのない持久走を走るようなものです。
ゴールがわからないのに最初から全速力で走ることは難しいですよね。
子どもにありがちな

どうして勉強しないといけないの?

なんで勉強しないといけないの?
という質問の多くは、勉強をしたくないが故の質問ですが、なかには本当に勉強する目的・理由がわからないから質問しているこがあります。
このことからも、勉強する目的や意味をお子さまに理解してもらうことは重要であることがわかります。
子どもが勉強をしなくなる大人の行動3選

中学3年生なのにお子さまが勉強しない、という状況に手を焼いている保護者さまは少なくないと思います。
なんとか勉強をしてほしい。
その想いからのアドバイスがもしかしたら裏目に出ているかもしれません。
そこでここでは、フラップス講師も気をつけている、子どもたちが勉強しなくなる大人の行動3選をご紹介します!
それはこの3つです。
- 無理やり勉強させること
- 周りと比べること
- 「こうした方がいい」とアドバイスすること
それぞれ詳しく説明します。
行動1「無理やり勉強させること」
子どもが勉強しなくなる大人の行動1つ目が、無理矢理勉強させることです。
やらされ勉強は効率的ではありません。いやいや勉強したことはなかなか頭に残らないからです。
私たち大人が子どもだった時、先生の授業の内容は覚えていなくても、意味のない雑談の内容は覚えている、ということはありませんでしたか?それと同じ理論です。
また、無理やり勉強させて一時的に勉強するようになっても高校入試本番まで続きはしません。
むしろ勉強がさらに嫌になってしまうかもしれません。
もちろん「やりたくないから勉強しなくていい」ということではありません!
子どもが勉強するためには、
- 子ども自身が勉強を楽しいと思えること
- 勉強する目的を持っていること
が大切です。
そこで子どもたちが「勉強したい」とまでは思えなくても、「勉強しないといけない」と自ら素直に思える状態を作るコミュニケーションが重要になります。
行動2「周りと比べること」
子どもが勉強しなくなる大人の行動2つ目は、大人が子どもを周りの子どもと比べることです。
私たち大人も、周りと悪い意味で比べられてもやる気にならないですよね。
これは子どもたちも同じです。
しかし、人はつい何かと比較してしまいたくなるものです。それは生きていくためには「あるものとあるもの比べること」が不可欠だからです。
例えば、相性のいい異性は遺伝子レベルで決まっています。これはさまざまな異性の遺伝子を無意識のうちに比べて、自分に適合するものを見つけているからこそ成り立つ理論です。
残念ながら、人は一生懸命になる時ほど人間の持つ本能が出てきてしまいます。
そのため、つい子どもたちの勉強においても、熱心に向き合うほど周囲と比較してしまいます。
そしてこの行動が、子どもたちにとって「勉強は自分にとって危害を加えるものだ」という認識を作ってしまいます。
行動3「~したほうがいい」とアドバイスする
子どもが勉強しなくなる大人の行動3つ目は、「〜したほうがいい」とアドバイスすることです。
大人から見れば、子どもの行動や勉強方法には改善点がたくさんあります。そしてもちろん、それらを正すための正しいアドバイスは必要です。
ただし、子どもが「アドバイスしてほしい」と思っていない状態で正しいアドバイスをしてしまうと、子どもはつい反抗してしまいます。
これは大人でも同じではないでしょうか?
相手の受け入れ態勢ができていないタイミングでのアドバイスは、むしろ「うるさい」と感じてしまうものです。
思春期という難しい年頃ゆえでもありますが、子どもたちも大人と同じ心理に陥ってしまう可能性があります。
子どもに勉強して欲しいならこれをしよう!

では子どもが勉強するためには、どうすれば良いのでしょうか?
子どもが勉強しない原因別に対策をご紹介します!
勉強が楽しくないお子様には勉強の楽しさを知ってもらう
勉強が楽しくないお子さまにはまず、勉強を楽しいと思ってもらうことが大切です。
「勉強が楽しい!」と思えたら、子どもは積極的に取り組みます。
そして、勉強が楽しいと思えるためには「できた!」という成功体験が必要不可欠です。
「できた!」という体験が積み重なっていくと、勉強が楽しいと感じられるようになります。
「ゲームが楽しい」と思う理由は、成功体験にあります。
ゲームは、「できた」という成功体験を何度も得られるように作られています。
強い敵を倒すという目標に向かって、今のレベルに合った敵と戦ってレベルをあげたり、強い武器を手に入れるためにステージをあげたり、このような努力の結果、ゲームクリアという成功があります。
この「できるようになった!」という成功体験がゲームの楽しさに繋がっています。
ゲームのように勉強でも「できる」という成功体験を作ってあげることが、勉強を楽しいと思ってもらえる一番の解決策です。

問題が解けた!→勉強って楽しい!→もっと勉強してみようかな
この流れにお子さまを乗せてあげることができれば、お子さまから進んで勉強してくれるようになります。
「できた」という直接的な成功体験以外にも、褒められることも子どもたちにとって成功体験になります。
つい反抗してしまうお子様はタイミングと言い方がポイント
保護者さまも「言うことを聞かせたい」と思ってアドバイスしているわけではありませんよね。
大切なことは、お子様に勉強してもらうことです。
そこで重要になるのが、アドバイスするタイミングと言い方です。
「見るな」と言われると見たくなるのが人のサガですが、「やれ」と言われたらやりたくなくなるのも人のサガです。
そこで

いつまでゲームしてるの!早く勉強しなさい!
と伝えるのではなく、

いつから勉強するの?
と子どもの意見を聞くようにアドバイスすると効果的です。
この表現からお子さまに伝わるのは
- お子さまの意見を尊重するという信頼感
- 勉強しないという選択肢はないという気持ち
です。
もしかすると

今日は勉強するつもりはない
と言う返答が返ってくるかもしれませんね。
この場合は、なぜそう思っているのか、お子さまの思っていることを聞いてみることで、解決策が見つかることがあります。
勉強の仕方がわからないお子様は勉強のやり方を教えてあげる
勉強の仕方がわからないお子さまは、自分が「勉強の仕方がわかっていない」ということすらわかっていないことがあります。
そこで勉強を促す際に、
- どの科目のどの範囲を勉強するのか
- どのように勉強しようと思っているのか
を聞いてあげると良いでしょう。
ここで答えに詰まった時は、勉強の仕方がわかっていない可能性があります。
このような場合は、どの科目を勉強したいのかを聞いた上で、

それならこんな風に勉強したらいいかもしれない
とアドバイスしてあげると効果的です。
勉強する意味がわからないお子様はまずは目標を見つけることから始める
一番時間がかかるのは、勉強する意味が本当にわかっていない場合です。
悪気があるわけではなく、子どもたちはそこまで先の未来が想像できないのです。
そこでこのようなお子さまはまず、高校や将来のことについて話す時間を作ると良いでしょう。
- 高校生になったらどんなことがしたいのか
- 今どんなことに興味があるのか
といった興味関心や
- どんな高校があるのか
- どんな職業があるのか
など将来の情報について教えてあげると効果的です。
イメージが沸けば、「こんな高校に行きたいかもしれない」と思えるようになり、志望校が見つかりやすくなります。
お子さま一人ひとりで適した声がけは違う
ここまで、お子さまのタイプに合わせた接し方・声がけ法をお伝えしてきましたが、「こうすればいい」ではうまくいかないのが親子というものです。
フラップスでも、「言っちゃいけないとわかっていてもつい厳しく言ってしまって…」とご相談を受けることがあります。
お子さまを大切に思うからこそ、伝え方に熱が入ってしまうのは当然です。ですが、その思いがお子さまに伝わらないのは悲しいですよね。
そこで大切になるのが第三者の存在です。
お子さまの性格を理解した周いの大人が、お子さまの本音を引き出し、お子さまが思う目標へ導いていくことが、お子さまの勉強習慣の向上につながります。
フラップスでは、全員正社員のプロ講師が担任講師として、お子さまに寄り添い、志望校探しから合格までをサポートします。
\無料カウンセリング実施中/
今なら、お子さまの志望校探し・学習習慣に関する無料カウンセリングを実施中です!(カウンセリングは保護者さまだけでもOKです)
お子さまの進路・勉強にお悩みの保護者さまは、ぜひご活用くださいね!
まとめ:子どもの自主性が重要!ときには第三者の意見を聞かせてみる

ここまで勉強しない中学3年生の保護者さまに知ってほしい、お子さまが勉強しない理由とその対策法についてご説明してきました。
- 子どもたちが勉強するには、勉強の楽しさを感じたり、勉強する意味を見つけることが大切
- アドバイスするときには、声がけのタイミングと言い方がポイント
- 勉強の仕方がわかっていない時は、一緒にやり方を考えてみる
共通しているのは、子どもが主体的に勉強できるようにすることです。その一つの手段が、お子さまが考えていることを聞いてみることです。
お子さまに寄り添って考えていることを知った上で、勉強に取り組めるように対策を取ってあげることが、子どもが勉強する一番の近道です。
とはいえ、高校入試まで多くの時間が残されているわけではありません。
中学3年生の12月には高校入試で使われる内申点が決まります。

このままだと不安・・・
という保護者さまはぜひ一度、フラップスにご相談ください!
勉強のプロであるフラップス講師が、高校受験の現状とお子様の状況を分析した上で、
- お子様にはどんな声がけが合っているのか
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